資産管理

1/2ページ
  • 2023.12.29

区切りとなる資産額

資産を積み上げていくという作業は実に退屈なものです。特に今流行りのインデックス投資を柱に据えて毎月定額を積み上げていくような場合、せいぜい年に一度のリバランスが必要な程度で、一度設定してしまえば特にすることもありません。むしろ素人が中途半端な考えで手を入れると利回りを落とす原因になりかねません。そこできっぱりと資産のことは忘れてしまい、数十年後に思い出したときに十分な額に膨らんでいるというのがひと […]

  • 2023.08.21

どこまでを資産に含めるか

アーリーリタイアを試みるにしろ、SNSで資産自慢をするにしろ、資産額の算出は避けて通れませんが、その割に資産の算出方法はきちんと定まったものがありません。実は、何をもって “資産” とするかはなかなかに難しい問題です。手元の現金で現物株や投資信託を買っているだけならば単純にその時価総額を見れば良いだけと思われるかも知れませんが、その他にも隠れ資産とでも呼ぶべきものがあるので […]

  • 2021.01.10

清く正しいクレジットカードの選び方 – 還元率だけで選んではいけない理由

還元率は今や横並び 資産を築きたい人や節約を追求したい人にとって、クレジットカードの選び方は重要な位置を占めるものでした。還元率の高いクレジットカードで決済するだけで、現金では得られないポイント還元が労せずに得られたのですから当然です。そのため、少しでも高い還元率のカードを探して次々乗り換えていくのが王道でした。しかしながら、最近はその様相が少し変わってきています。 少し前までは還元率が1%を大き […]

  • 2020.11.30

アクティブ運用の誘惑

アクティブ運用とパッシブ運用 資産運用の分類方法としてアクティブ運用とパッシブ運用があります。ベンチマークとする指数 (S&P 500や日経平均株価などが代表的です) への連動を目指すのがパッシブ運用、それを上回る運用成果を目指すのがアクティブ運用と考えていただければ差し支えありません。 両者のどちらの運用手法を取るかは、投資家の思想にまで直結するため、これまで喧々諤々の議論が行われてきま […]

  • 2020.10.30

価値あるマネー本の見つけ方

書店にあふれるマネー本 大型書店に行くとマネー本の専門コーナーが設けられています。わざわざ専用のコーナーが設けられるほどですから、それなりに売れているジャンルなのでしょう。そこには、たった数年で何億円を設けたといった景気のいい話が著者の笑顔に包まれて平積みされています。どの本も、私と同じことをやれば同じくらい儲けられるとのメッセージを陰に陽に告げてきます。この光景を眺めていると、本を読んで実践する […]

  • 2020.10.16

積立と複利で1億円の嘘 — カネグリで本当の資産増加を見積もる

積立と複利で1億円 何を持って金持ちや富裕層とするかは議論があるところですが、広く知られた基準のひとつに純金融資産保有額1億円があります。となると当然、いかにして1億円を目指すかという皮算用もいろいろなところで行われています。 もちろんコツコツと貯金するだけで1億円を達成しようとするのはあまり現実的ではありません。一般にサラリーマンの生涯賃金は2億円から良くて3億円といったところですから、税金や社 […]

  • 2020.09.08

ファイナンシャル・プランニングを超えて

ファイナンシャル・プランニングの限界 ファイナンシャル・プランニングの重要性は今さら述べるまでもありませんが、そのカバーする範囲は案外限られています。ファイナンシャル・プランニングは人生の夢や目標をかなえるための資金計画を立てるには有用ですが、肝心な人生の夢や目標を与えてくれるわけではありません。また、その夢や目標が家族で慎ましく暮らすマイホームを購入するといった一般的なものならまだしも、前例のな […]

  • 2020.08.31

資産運用の出口戦略

出口戦略の難しさ 資産運用はよく出口戦略が最も難しいと言われます。資産運用を始めるのは手元の資金を今すぐ投入するだけで済みますが、終わらせるためには考えなければいけないことが山積みです。 まずはどのタイミングで売却をするかです。特に積立投資をしていた方は毎月一定額を積み上げ続けてきたのでしょうから、タイミングよく売却をするといった経験がほとんどないはずです。一括で現金化するのではなく少しずつ取り崩 […]

  • 2020.08.26

カネグリでアーリーリタイアの試算をしてわかったこと

カネグリを作った理由 先日、アーリーリタイア試算ツール カネグリを公開しました。これは、自分を含むアーリーリタイア予備軍が、リタイア後の資金繰りが破綻しないかを事前に検討するためのツールです。 もちろん、世の中にはこのような試算ツールは多数あります。しかしながら、自分の求める以下の機能を持ったツールがなかったため、やむなく自作することとなりました。 株式や債券の利回りのゆらぎを考慮した試算ができる […]