在宅勤務とアーリーリタイア

在宅勤務とアーリーリタイア

新型コロナウィルスで実現した在宅勤務

2020年ももうすぐ終わろうとしています。今年もいろいろなことがありましたが、やはり最も大きな話題は新型コロナウイルスの感染拡大でしょう。年末恒例となっているマスコミ各社の10大ニュースも当然ながら上位は新型コロナウイルス関係の話題で占められています (読売新聞2020年日本の10大ニュース時事通信社が選ぶ10大ニュース)。新型コロナウイルスとは無関係な明るい話題は鬼滅の刃と藤井聡太二冠くらいでしょうか。

この新型コロナウイルスは私たちの生活に大きな影響を与えましたが、そのひとつが在宅勤務の増加です。特に私は出社の必要性の低い研究職ということもあり、勤務の大半が在宅勤務となりました。緊急事態宣言の発令後に出社したのは数えるほどです。

アーリーリタイアの目的

私はかねてよりアーリーリタイアを志向し、そのための準備を進めてきました。そのための試算ツールも作成・公開しています。現在の資産でリタイアをすることも可能です。

しかし、改めてなぜ自分がアーリーリタイアをしたいかを考えてみると、「棺桶リストにまとめた自分のやりたいことをやりたいから」というのが第一の理由です。ところが、この棺桶リストを見直してみると、この新型コロナウイルスの状況下でできることは限られています。特に旅行に関する項目は全滅です。計画している様々な挑戦も人との関わりが避けられないものが多く、進めるのが難しそうです。この状況でアーリーリタイアをしても、その目的を果たすことができず本末転倒となる恐れがあります。

在宅勤務の現状

一方で、在宅勤務によるメリットも数多くあります。中でも可処分時間が増えたのが最も大きな点です。もともと職住近接を実現していたため通勤時間は長いものではありませんでしたが、それでも毎日数十分の時間が削減できるのは馬鹿になりません。また、日中の細切れ時間に自宅でなければできない作業ができるのも見逃せません。これも積もり積もってかなりの時間となります。時間外勤務が減っているのも大きいところです。

当面は在宅勤務でアーリーリタイアの予行演習

棺桶リストを改めて眺めてみると、時間さえあれば自宅で進められる項目も案外あることに気が付きます。ものづくり系の目標のうちパソコンさえあれば進められるもの、溜まっている映画視聴などのコンテンツ消費系、学習系などです。

在宅勤務で浮いた時間をこれらの棺桶リストの推進に活用するのが私の当面の生き方となります。いわばアーリーリタイアの先取り、予行演習と言えるかもしれません。そして新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、棺桶リストの項目をどんどん進められる見込みが立ったとき、本当のアーリーリタイアを実現します。

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