お金持ちになるための具体的な計画
お金持ちになりたいという人はたくさんいます。というよりも、よほどお金があることで嫌な思いをしたことがある人や世捨て人でもない限り、ほとんどの人がそう考えているでしょう。
ところが、「いつまでに」お金持ちになりたいかと問われると、明確に答えられない人がほとんどです。多くの人は、漠然とお金持ちになれたらいいなあと思っているだけで具体的な計画を立てているわけではないのですから、それも当然のことです。 残念ながら、具体的な計画もなく気がついたらお金持ちになっていたという人は少ないものです。
ではいざ計画を立ててみようとすると、その道程の長さに呆然とするはずです。人並み以上の収入がある人であっても、生活に必要なお金を除くとその残りはたかが知れています。年間に数百万円でも積み上げられれば大したもので、家族持ちでそれすらおぼつかない人も多いでしょう。 その額で 、お金持ちと言えるような資産額を除算してみると、短くても十数年といったオーダーになります。運用益を見込んでみても、その期間が10年を割ることはまれでしょう。
大金を稼ぎ出せる特殊な才能を持った人々や相続などの棚ボタで大金を手にした人々を除けば、世の中のお金持ちと言われる人々はこうした長期の積み上げでお金持ちになっています。
明日にでもお金持ちになりたい人たち
ところが、頑張れば十数年後にお金持ちになれますと言われても、それに魅力を感じない人が大半です。多くの人は、いますぐ、明日にでもお金持ちになりたいのです。
新型コロナウィルスの流行に伴う市場の乱高下の際には、一攫千金を狙った人々が多く現れました。いずれも、明日にでもお金持ちになりたい人たちです。彼らは、目先の株価や指数の上げ下げに大きなレバレッジをかけて勝負をしていました。もちろん、運良く波に乗って一財産を築いた人々もいます。しかしながら、短期の売買はほぼゼロサムゲームである以上、その裏では虎の子の資産を溶かした人の遺体が横たわっています。
高い確率でお金持ちになる人たち
一方で、長期の計画を立てて着実に積み上げ続けている人はこの騒ぎにも動じていないはずです。一時的に資産が目減りしたことがあっても、新型コロナウィルスの影響が見通せるようになってきたことで大きく回復しています。
こうした人々は決して明日にお金持ちになることはありませんが、計画した数十年後には高い確率でお金持ちと呼べるような資産を築き上げていることでしょう。
